窓をリフォームで増設するメリットは?費用と注意点を併せて紹介!
窓のリフォームは、窓の大きさやデザインを変えられるだけでなく、新しい窓を増設することも可能です。室内が明るくなり、通風性もよくなるなど、メリットが多い窓の増設リフォームですが、反対に耐震性や防犯性に弱くなるという一面も持ち合わせています。
そのためリフォームを行う前に、窓の増設に伴う注意点についてしっかりと理解しておくことはとても重要です。本記事では、窓をリフォームで増設する際のメリットや費用、注意点について解説していきます。
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窓を増設するメリット
建物に窓を新しく取り付けることで得られるメリットは様々です。新しい窓から太陽の光や風が入り、換気ができるため建物の状態を良好に保てるだけでなく、開放感が増すことで、その家に住んでいる人たちがリラックスしながら、快適に過ごせるような空間を作り出してくれます。ここでは、窓を増設するメリットを3つ紹介していきます。
太陽光が入りやすい
新たに窓を増設することで、自然光を効果的に取り込むことができます。太陽光は、室内を明るく照らすだけでなく、温かさや心地よさをもたらす効果もあるので、その家に住む人の心身に良い影響を与えるでしょう。
開放感が高まる
新しく窓を増設すると開放感が増し、室内がより広く感じられる効果があります。特に適切な位置に窓を取り付ければ、外の自然と室内が調和するような空間を作ることができ、季節や天候の移り変わりを感じながら過ごせる魅力的な住まいを実現できます。
風通しが良い
新鮮な空気が循環しやすくなるため、室内の空気が清潔に保たれるのも窓の増設リフォームのメリットです。他にも、自然の風が室内に流れ込みやすくなり、室温を快適に保つことができるため、冷房の使用頻度が減少し、光熱費の節約にも貢献します。
窓を増設するリフォームにかかる費用
窓を増設するリフォームの具体的な費用は窓の種類やサイズ、材料の選択、リフォームの規模などによって異なりますが、一般的な目安として5~50万円程だと考えておくと良いでしょう。
窓を新しく取り付けるには、壁の解体を含む大掛かりな工事が必要となるため、他の窓リフォームと比べても少々高額になります。また、2階や天井などの高い所での増設工事となると、足場を組んで行う必要があるため、目安の金額よりも高額になる可能性があります。
窓を増設するリフォームの注意点
窓を増設するリフォームは、明るく開放的な居住空間を実現するための素晴らしい手段ですが、同時に慎重な計画と注意も必要となります。ここでは、耐震性、断熱性、防犯性の3つの観点から、窓の増設リフォームにおける注意点について解説していきます。
耐震性
窓を増設することで、建物の構造に変更が生じるため、耐震性に影響を及ぼす可能性があります。耐震性を損なうと、地震やその他の自然災害時に建物の安全性に、大きなリスクをもたらす恐れが出ます。そのため、慎重な対策が必要です。窓を増設する際は、専門家による建物の構造調査を行い、増設する窓が建物の構造に影響を及ぼさないように確認しておきましょう。
断熱性
新たに窓を増設することによって、断熱性に変化が生じる可能性があります。窓は建物の外部と内部を接続する箇所であり、断熱性が低い窓を使用する場合、室内の熱や冷気が外部に逃げたり、外部から室内に侵入したりする恐れが出てきます。窓を増設しても断熱性を高く維持するには、二重窓や断熱ガラスなどの高断熱性を持つ窓を使用することが重要です。
防犯性
新たに窓を増設することによって、建物のセキュリティに影響を及ぼす可能性があります。窓は建物の中でも侵入経路としてよく使用される箇所であり、防犯対策が不十分な場合には、窃盗などのリスクが高まります。そのため、防犯ガラスの使用など、安全性を確保した上での窓の増設工事を行いましょう。
特性を理解してから、窓を増設するリフォームを検討しよう
様々なメリットがある窓の増設リフォームですが、工事を行う際は耐震性や断熱性、防犯性を確保するための対策を慎重に検討した上で行うようにしましょう。特に、家の耐震性を診断するには専門家の力が必要となります。そのため、リフォーム業者とよく相談しながら進めることが、窓の増設リフォームを成功させ、より快適な居住環境を実現させる秘訣となります。