キッチンに食洗機を後付けする方法!条件や費用も併せて徹底解説
食洗機は食器や調理器具の洗浄を自動化し、家事の負担を軽減してくれる優れた家電です。生活に取り入れれば、毎日行う家事の時短になり、現代の忙しい生活に余裕を持たせてくれます。
しかしながら、後付けリフォームには専門知識や複雑な工事が必要となるため、施工手順や費用についてしっかりと理解しておかなければなりません。本記事では、キッチンに食洗機を後付けする方法や費用、注意点について詳しく解説します。
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キッチンに食洗機を後付けできる条件
一般的にシステムキッチンの場合だと、以下3つの工程を踏めば、食洗機を後付けすることができます。
- スペースの確保
- 配管の接続工事
- キャビネット扉の取り外し
1つ目の条件は、スペースの確保です。食洗機を設置するには一定のスペースが必要となるため、シンクの下などに食洗機の設置スペースが必要です。そのため、コンロやシンクが複数のセクションに分かれているタイプの、セクショナルキッチンに食洗機を後付けすることは難しいと言えるでしょう。
また、食洗機の使用には給水と排水が必要となるため、給湯管や排水管など、配管の接続工事を行わなければならないというのが2つ目の条件です。3つ目のキャビネット扉の取り外しができるかは、絶対条件ではありませんが、扉が外せれば食洗機の後付がスムーズになります。一度確認しておきましょう。ご自身で食洗機の後付けが可能なのか判断がつかない場合は、専門のリフォーム業者に相談してみてください。
キッチンに食洗機を後付けする方法
まず、食洗機を取り付ける箇所の周辺に給水栓や排水口、電源コンセントがあるかを確認し、もし無い場合は、配管や電気を通す工事を行います。準備が出来たら、食洗機を適切な位置に設置するのですが、その際に、食洗機を乗せる調整脚を水平に保つように設置します。
その後、配管と電源の接続が正しく行われているかを確認し、食洗機に水を流して水漏れがないかをチェックします。最後に、食洗機をテスト運転して、正常に動作することが確認できたら設置工事の完了です。
キッチンに食洗機を後付けするのにかかる費用
食洗機を後付けする場合の総費用は、10万円から30万円程度が一般的です。この金額には、食洗機本体の価格、取り付け工事費、追加工事費が含まれています。食洗機本体の価格は、食洗機の種類やブランド、サイズ、性能などによって変わりますが、一般的には5万円から15万円程度だと考えておくと良いでしょう。
工事費には、食洗機を取り付けるために必要な工事以外に、給排水の配管を引いたりコンセントの増設をしたりと、状況に合わせた追加の工事にかかる費用も含まれます。
キッチンに食洗機を後付けする際の注意点
食洗機はキッチンの一部に組み込む家電であるため、設置スペースに合ったサイズを選ぶことが重要です。高さ、幅、奥行きはもちろん、食洗機の扉を開閉する際に他の家具や壁とぶつからないよう、食洗機を配置する前面にも十分なスペースを確保しましょう。
他にも、食洗機は水を供給するための給水管と、洗浄後の汚れた水を排出するための排水管が必要です。そのため、食洗機の後付けを検討する際には、設置位置の近くに給水栓があるか、排水管と接続できるかを事前に確認しておきましょう。また、食洗機は電気で稼働します。そのため、近くにコンセントがない場合は、新たに電気工事を行って電源を確保する必要があります。
条件を満たせば、食洗機の後付けは可能
食洗機を後付けする際には、いくつかの条件と注意点を把握することが重要です。食洗機の配置スペースの確保、食洗機のサイズ選択、配管と電源の位置の確認など、専門的な知識が必要となる場合もあるので、取り付けに失敗しないためにもリフォーム業者などプロのアドバイスを仰ぎながら計画的に進めるようにしましょう。
食洗機の後付けリフォームによって、家事の負担を軽減し、より充実した日常生活を楽しんでください。