キッチンにディスポーザーの後付けは可能?費用と注意点も抑えよう!
毎日排出される生ごみをその都度処理するのは、大変な作業です。そこで注目されているのが、シンクの下に取り付けるディスポーザーです。ディスポーザーがあれば、煩わしいゴミの処理を簡単にしてくれるだけでなく、キッチンをいつでも清潔に保てます。本記事では、ディスポーザーをキッチンに後付けすることは可能かを詳しく解説した上で、リフォームにかかる費用や注意点についてご紹介します。
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ディスポーザーとは?
ディスポーザーとは、シンクの下に設置して使う家庭用の生ごみ粉砕処理機のことです。色々な種類がありますが、一般的に家庭で使われているのは、排水口の中に取り付けられたブレードが高速で回転することで、その中に入れた生ごみを細かく砕き、水と一緒に下水道に排出する作りのものです。
このようなディスポーザーがあれば、生ごみを三角コーナーやゴミ袋に捨てる必要がなくなるため、キッチンの清潔さを保ちながらゴミの処理を簡単に行えるようになります。
ディスポーザーの後付けは可能?
キッチンにディスポーザーを後付けすることは可能です。しかしその場合、いくつかの条件を満たす必要があります。ここでは、その条件を2つ紹介してから、ディスポーザーを後付けするのにかかる費用や注意点について詳しく説明します。
ディスポーザーの後付けに必要な条件
ディスポーザーの設置や使用に関する規制ついては、地域によって異なります。粉砕したとは言え、処理水を下水道に排出するため、一部の自治体ではディスポーザーの使用が制限されている場合もあります。したがって、設置を検討する前に地元の自治体が出している条例を確認するようにしましょう。
また、生ごみを排水として処理するディスポーザーの設置には、適切な排水処理システムを整備することが義務付けられています。このような点に注意して、環境にも配慮しながらディスポーザーを導入するようにしましょう。
ディスポーザーの設置にかかる費用
ディスポーザーの後付けにかかる初期費用は、約33万円~と考えておくと良いでしょう。ディスポーザーの本体価格は、ブランドやモデル、性能によって異なりますが、排水処理システムと合わせて約30万円かかります。また、ディスポーザーを設置する工事費用は、3万円程と言われていますが、設置する業者によっても価格が異なるため、複数の業者から見積もりを取り、費用を比較することがおすすめです。
ディスポーザーを後付けする際の注意点
ディスポーザーを後付けするのに必要となる条件は満たしていても、排水口の形やシンク下のスペースの有無によっては、ディスポーザーを導入するのが難しい場合もあります。例えば、ディスポーザーを設置するには、排水口の形は円形で、かつ外形直径が11.5㎝、17㎝、18㎝、18.5㎝のいずれかでなければなりません。
また、シンク下に十分なスペースが存在し、ディスポーザー本体と繋げるコンセントを確保する必要もあります。他にもディスポーザーは、生ごみを下水道に排出する機械であるため、下水道との接続や既存の配管の位置調整などが必要不可欠です。このように設置には専門知識と技術が必要になるため、プロの専門業者に相談し、適切な工事計画を立てることが大切です。
条件を満たせば、ディスポーザーの後付けは可能
キッチンにディスポーザーを後付けするのは可能ですが、その際には以下2点の重要なポイントを押さえる必要があります。
- 地域の自治体がディスポーザーの設置を認めているかの確認
- 適切な排水処理システムの整備
ディスポーザーを後付けするには、自治体へ申請書を提出するなど面倒な点もありますが、生ごみの処理が格段に楽になるはずです。快適なキッチン環境を手に入れるためにも一度ディスポーザーの導入を検討してみてください。