キッチンリフォームは住みながらできる!準備点や流れを徹底解説
キッチンのリフォームをする際は、家を空けるべきなのか心配な方もいるのではないでしょうか。実は、キッチンリフォームは住みながらでも行えるケースが多いです。今回は、住みながらキッチンリフォームする際の注意点や、リフォームの流れについてご紹介します。
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キッチンは住みながらリフォーム可能
多くのキッチンリフォームは、家主が家に住みながら行うことが可能です。家屋の一部を使って作業するため、キッチンは使えなくなっても他の生活エリアへの影響はほぼありません。また、住みながらのキッチンリフォームは、リアルタイムで工事の進捗確認ができます。すぐに職人との打ち合わせができるため、希望どおりの仕上がりになりやすいのも魅力です。
住みながらのリフォームが難しい場合も
一部のキッチンリフォームは、住みながらの工事ができない場合があります。例えば水回りの大規模な改装や、キッチンスペース以外にも施工が必要な場合です。これらの工事は、激しい振動や騒音が発生する可能性があり、長期間水が使えないなど日常生活に影響を及ぼします。工事が大規模になる場合は、仮住まいの検討もしておきましょう。
キッチンリフォームに必要な期間
キッチンリフォームに必要な期間は、施工の規模によって異なります。
- キッチンの交換だけ:2~3日
- キッチンの交換と壁や床の張り替え:5~10日
- キッチン全体(向きや位置)の変更:10日~1ヶ月
上記を施工期間の目安として参考にしてください。工程が多く、規模が大きくなるほど期間も長くなるため、日常生活への影響も考えておきましょう。
キッチンリフォームの流れ
キッチンリフォームは、部分的な改修と全体改修で流れは変わってきますが、ここではキッチン本体を入れ替える場合の流れについてご紹介します。
養生
リフォーム前には搬入・搬出する設備で家を傷つけないように、キッチンや廊下などの通り道に養生を行います。キッチン設備は重さがあるので、少しの衝撃でも壁や床に傷がついてしまい、跡が残る恐れも。そのため、クッション性の高い養生マットで、家をしっかり保護してから施工を開始します。
古いキッチンの解体・撤去
キッチンの入れ替えには、既存のキッチンの解体から始めるのが基本です。最初に水道やガスを止め、レンジフードなど入れ替える部分をすべて取り外していきます。この作業は一時的に家全体の水道が使えなくなるので、注意してください。ガス管や給排水管なども外したら解体作業は終了です。そのまま撤去作業を行います。
新しいキッチンの搬入・設置
古いキッチンを撤去したら、新しいキッチンを搬入します。まず、サイズや設置位置に合わせた下地の調整、キッチンパネルを設置し、新しいキッチンの組み立てを開始します。組み立て後は、配管が通る箇所に穴を開け、シンク・蛇口・コンロを設置し設置工程が完了です。
給排水管や配線の工事
最後に給水管・排水管・ガス管・電源コードの接続工事を行い、正常に使用できるかの動作確認を行います。シンクの給水や排水、コンロの着火、通電が問題なく動作していれば、キッチンリフォームの完成です。
住みながらキッチンリフォームをする際の注意点
住みながらのキッチンリフォームは、大きな影響はなくとも日常生活で不便な点が出てきます。少しでもストレスを軽減するためにも、以下の点に注意しておきましょう。
食事は外食やデリバリーを
キッチンが使えなくなるため、自宅での調理はできません。短い期間であれば出来合いのものなど、調理を必要としない食事にしましょう。また、リフォーム中の自宅は落ち着かない場合もあるため、外食などで気分転換をするのも大切です。
火が必要なら卓上用調理器を
どうしても家庭料理を作りたい場合は、卓上用の調理機器を用意しておきましょう。カセットコンロやホットプレートがあれば、料理の幅も広がります。2~3日のリフォーム期間なら外食でも充分ですが、1週間以上かかる場合は、こうした調理器があると便利です。
洗い物は出ないように
リフォーム中はシンクも使えなくなります。そのため、極力洗い物が出ないようにしましょう。紙皿や、紙コップなど、そのまま捨てられる容器がおすすめです。
注意点を理解すれば、住みながらでもキッチンリフォームは可能
一見大きな改修に思えるキッチンリフォームですが、一部の空間のみの施工になるため住みながらのリフォームが可能です。この記事を参考に、リフォーム中の生活に支障が出ないような準備を行い、快適なキッチンに生まれ変わらせましょう。