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リフォームとリノベーションの違いは?費用や規模感など各特徴を比較

築年数が経ち、リフォーム・リノベーション候補の家

 

家の改修には「リフォーム」「リノベーション」という選択肢があります。どちらもよく耳にする名前ですが、どちらを選べばいいか悩みがちです。そこで今回は、それぞれの規模や性能などの違いをはじめ、メリットやデメリットをご紹介します。

この記事を読むための時間:3分

リフォームとリノベーションの違い

リフォームとリノベーションを簡単に説明すると、以下の違いがあります。

 

  • リフォーム:建築物の劣化した箇所などを新築のように修復する
  • リノベーション:劣化の修復とともに、現在より価値や性能を高める

 

どちらも修復作業という点では同じですが、改修後の環境に違いが生じます。また、細かく見ていくと規模や費用にも違いがあるので、詳しくご紹介します。

工事の規模

システムキッチンやトイレの入れ替え、壁紙の貼り替えなど短期間・小規模で済むのがリフォームです。一方、部屋の間取りや水道管・排水管など家の基礎にまで及ぶ、長い期間が必要な大規模工事はリノベーションに分類されます。特にリノベーションは、修繕箇所の骨組みだけを残して解体し、新たに作り上げるケースもあります。

 

そのため、リノベーションのほうがリフォームより工事規模が大きくなる点が特徴です。

住まいの性能

性能が新築の時と同等、もしくはそれ以下になる工事はリフォームと呼ばれます。一方、新築時よりも性能を向上させる工事は「リノベーション」に分類されます。他にも、住宅の中に専用の仕事場を作るなど、大きく用途を変更させる改修もリノベーションです。

費用相場

リフォームは、工事する箇所によって金額に幅があります。ひと区画(キッチン・浴室など)で最低数十万円程が相場となっており、付ける設備によっては100万円を超える場合もあります。一方リノベーションは数百万円程が一般的で、フルリノベーションになれば数千万円程が必要になります。全体的に見てみると、リノベーションのほうが費用は高くなる傾向です。

リフォームのメリット・デメリット

小さな規模から、気になる箇所だけをピンポイントで気軽に修繕できる、リフォームのメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット

リフォームは、小規模工事かつ短期で済みます。最短だと1日で終了するケースも少なくないので、日常生活を送りながら行うことも可能です。また改修規模・工程も少ないため、費用も抑えられます。さらに、リフォームは基本的な形が変わりません。そのため完成後の状態をイメージしやすく、家具の配置や生活動線への影響もほぼない点もメリットです。

デメリット

リフォームは、設備の交換や、内装の修繕が主な作業となります。そのため、設計の自由度がリノベーションほど高くありません。「せっかく修繕するなら」とデザインや、新たな性能の希望を出しても、リフォームの域には収まらずリノベーションでないと実現できないケースがあります。

リノベーションのメリット・デメリット

改修の規模が大きい分、リフォームより自由度が高いリノベーションのメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット

リノベーションは主に大規模な改修となるため、自身の希望や利便性に合わせた設計が可能な点が大きなメリットです。例えばライフスタイルに合わせた間取りに作り替えたい場合は、リノベーションを検討すると良いでしょう。また、住まいの機能性を向上させることもできるため、より快適な住まいの環境や将来を見越した設備を追加することも可能です。

デメリット

リノベーションは工事が大規模な分、多額の費用が必要になります。フルリノベーションを希望する場合は、住宅購入と同等の費用を考えなければならない場合も。また、リノベーションはリフォームに比べ工事期間が長期となります。短くとも2ヵ月程かかるケースが多いため、仮住まい費用の準備も必要となる点も覚えておきましょう。

リフォームとリノベーションの違いを知り、快適な住まいづくりに役立てよう

住宅の状況や、個々の希望によってリフォーム・リノベーションどちらが必要になるかは変わってきます。今後の住まいで重視する点を明確化して、より適切な方を選びましょう。迷った際には、専門業者への相談もおすすめです。

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