オール電化住宅が停電した場合の対処法を解説!役立つ設備も紹介
オール電化はエネルギー源が全て電気なので、停電した場合にはすべての設備が止まってしまいます。
この記事では、オール電化住宅で停電した場合にはどのように対処すべきか、停電時に役立つ設備も併せて解説します。
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オール電化で停電したら住宅設備が使えなくなる?
オール電化で停電してしまうと、すべての住宅設備が使えなくなってしまいます。そのため、以下のような生活に必須の設備も使用できません。
- 照明
- 冷蔵庫
- 冷暖房
- IHクッキングヒーター
ただし、太陽光発電システムの導入している家庭では、日中に発電した電気により、停電中であっても電気を使用できます。そのため、停電時の暮らしに不安がある方は、太陽光発電システムを取り入れても良いでしょう。
停電が起きたときの対処法
オール電化住宅で停電が起きた時は、自身と家族の命や健康を守るため、停電が起きたときにどのように行動したらいいのか、事前に把握し備えておく必要があります。
停電した場合には、近所も停電しているのか、自宅だけが停電しているのかを確かめましょう。自宅のみ停電しているのであれば、ブレーカーが落ちているだけの可能性があるため適宜対応してください。しかし、近所も停電している場合には、電気の復旧に時間がかかるかもしれません。
停電の場合は、まず電気機器のコンセントをすべて抜いておきましょう。停電が終わって一斉に電気が流れることで、過電流が発生してブレーカーが落ちる他、家電が故障したり火災が発生したりする恐れがあります。また、停電が起きたときのために下記のグッズを備えておくといいでしょう。
- 懐中電灯
- バッテリー
- カセットコンロ
それぞれ詳しく解説していきます。
懐中電灯
夜間の場合には、照明が使えないため周りが見えず大変危険です。安全を確保するため、懐中電灯などをすぐに手に取れる位置に置いておきましょう。また、電池が切れてしまった場合に備えて、多めに電池を用意しておくことも大切です。
バッテリー
バッテリーは停電時に電力を使う手段になります。情報収集や外部との連絡手段であるスマートフォンなど、停電時でも必須の電気製品がいつでも使えるように、充電できる環境は常に整えておきましょうまた、大容量のバッテリーは家電にも使用できるため、調理を行ったり、空調を保ったりできます。使用用途に合わせて必要な容量のバッテリーを備えることが大切です。
カセットコンロ
停電時にはIHクッキングヒーターが使用できなくなるため、調理ができるようにカセットコンロを備えておくといいでしょう。
停電時に役立つ設備とは?
オール電化は停電時に不便だと思われがちですが、役に立つ設備があります。
電気給湯器の非常用水
オール電化の住宅は給湯設備に電気給湯器やエコキュートを使用します。タンク内に溜まっているお湯は非常時に取り出すことが可能です。飲料用ではありませんが、非常用水が洗濯や食器洗いなどに使え、いざというときに役立ちます。
太陽光発電・蓄電池
オール電化と相性がいい太陽光発電システムや蓄電池を導入している家庭も多いです。太陽光発電は曇りや雨であっても発電されるため、停電で電気が使えなくなっても、太陽光で発電した電気を使用することができます。
また、蓄電池は太陽光で発電した電気を蓄電するので、発電しなくなった夜間でも電気の使用が可能です。停電時でも電気設備を使いたい方は、太陽光発電と蓄電池を備えておくと良いでしょう。
停電に備えて事前に対策しましょう
オール電化はあらゆるエネルギーに電気を使用しているため、停電してしまった場合には全ての設備が使用できなくなります。そのため、急な停電時にも対応できるように、事前に停電に対して備えておくべきです。
また、電気・ガス併用であっても電気をまったく使っていない設備はほとんどなく、オール電化が停電に弱いとは言えません。災害時にライフラインが止まってしまっても、電気の復旧は早い傾向があるので、オール電化は事前に備えておけば、むしろ安心できる設備だと考えられます。
より安心して毎日を過ごすために、飲用水や食糧・防災グッズなどの準備や、停電が起きてしまった場合にどのように行動するのかを、事前に家族で話し合っておきましょう。