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オール電化のメリット・デメリットとは?ガス併用との違いを解説

床に転がった電球

 

オール電化は電気だけですべての設備を使用します。そのため、光熱費を一本化できるなど、さまざまな利点があります。しかし導入コストなど、オール電化にする上で発生するリスクを懸念している方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、オール電化にするかどうか悩んでいる人向けにオール電化のメリット・デメリットを解説します。

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オール電化の4つのメリット

オール電化のメリットを電気・ガス併用と比べながら解説します。

ガス漏れや火災のリスクが少ない

オール電化では、ガスコンロの代わりにIHクッキングヒーターを使用します。調理にガスを使用しないためガス漏れが起こらないことに加え、火を使わないことで火災のリスクが低いです。また、ガスが不完全燃焼をすることによる一酸化炭素中毒の心配もありません。そのため、高齢者や子どもがいる家庭でも安心して使える点がメリットです。

災害時に復旧しやすく非常用水が使える

自然災害時にライフラインが止まってしまった場合、電気は復旧が早い傾向です。ガスは目視できないためガス漏れがわかりにくく、復旧に時間がかかると言われています。

 

また、災害発生時には給湯機の電気温水器や、エコキュートのタンクのお湯を非常用水として使用できます。飲用水としての利用はできませんが、洗濯や洗い物などの生活用水として使用できるため、いざというときに心強い設備です。

夜間から早朝にかけて電気代が安い

オール電化は、夜間から早朝にかけて電気料金が安いプランを利用することで、夜間に家事を行ったり、家電のタイマーを利用したりと、電気代が割安な時間帯を活用することで節約が可能です。電気を使うタイミングをコントロールすることで電気・ガス併用に比べて光熱費を抑えられます。

光熱費の基本使用料を1本化できる

オール電化は電気のみで設備を動かすため、ガスを使用しません。電気・ガス併用の場合には電気とガスそれぞれに基本料金がかかってしまいますが、オール電化ではガスの契約をしないため基本料金の支払いがなく、光熱費の料金を1本化できます。

オール電化の4つのデメリット

オール電化は安全面や光熱費が節約しやすいメリットがある一方で、デメリットもあります。事前に把握しておきたいオール電化のデメリットを解説します。

停電時に設備が使えなくなる

オール電化の設備はすべて電気によって稼働するため、停電時にはすべての設備が使えなくなってしまいます。そのためカセットコンロや蓄電池・クーラーボックスの用意など、日頃から停電対策が必要になります。

昼間の電気代が割高になる

オール電化向けのプランは、一般的に日中の電気料金が割高になります。したがって、日中在宅が多い場合には、電気・ガス併用に比べて電気料金が高くなる可能性があります。また、エネルギー源が電気のみのため、電気代の高騰の影響を受けやすいデメリットも。電気代が安い夜間から早朝にかけて電気を使用する工夫をし、電気代を節約しましょう。

IH対応の調理器具が必要になる

IHクッキングヒーターでは、ガスコンロで使っていた鍋やフライパンなどの調理器具が使えなくなる可能性があります。そのため、IH対応の調理器具を揃えるか、すべての調理器具が使えるオールメタル対応のIHを導入する必要があるかもしれません。

導入コストが高額になる

オール電化を導入するためには、主に以下の設備が必要です。

 

  • IHクッキングヒーター
  • エコキュート
  • 電気床暖房

 

オール電化は光熱費の節約はしやすい一方で、すべての設備を導入しようとすると高額になりやすく、初期費用にまとまった金額が必要です。

メリット・デメリットを理解し、最適な設備を選択しましょう

オール電化はガスを使わないためガス漏れや火災のリスクが低く、災害時に電気の復旧が早い傾向があることに加え、光熱費を節約しやすいなどのメリットがあります。一方で、停電時に設備が使用できない影響が大きく、日中に在宅が多い場合には光熱費が上がりやすいことや調理器具の買い替え、オール電化の導入コストが高いデメリットもあります。

 

オール電化のメリットとデメリットを理解し、電気・ガス併用とどちらがいいか検討してみてください。

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