ベランダの撤去リフォームのメリットは?デメリットも合わせて解説
ベランダとは手すりと屋根のある、建物の外に張り出した開放部のことを指します。外から見ると飛び出した形なので、スッキリさせるために撤去したいと考える方もいるでしょう。この記事では、ベランダの撤去リフォームのメリットについて解説します。デメリットも合わせて解説するため、ベランダの撤去についてお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むための時間:3分
ベランダをリフォームで撤去するメリット
ベランダをリフォームで撤去するメリットは、以下の5つです。
- セキュリティを高められる
- お手入れが楽になる
- 外観がきれいになる
- 雨漏りやひび割れのリスクを軽減できる
- 増築スペースを確保できる
セキュリティを高められる
足場にも隠れる場所にもなるベランダは、不審者にとってアクセスしやすい場所の1つです。ベランダのそばに登れる木や構造物がある場合は、さらにリスクが高まります。しかし、ベランダを撤去することで不審者が侵入するリスクを軽減できるため、建物のセキュリティを向上できます。
お手入れが楽になる
ベランダは雨や落ち葉などが入り込むため、お手入れに手間がかかります。しかし、ベランダを撤去することでお手入れの手間も時間も軽減可能です。
外観がきれいになる
ベランダを撤去することで、建物の外観がスッキリとしてきれいに見えるようになります。凹凸がなくなることでシンプルなデザインになるため、美しい印象を与えられるでしょう。
雨漏りやひび割れのリスクを軽減できる
ベランダは雨風にさらされやすく、雨漏りやひび割れが発生するリスクが高い部分です。一般的にベランダの防水は、新規の場合は10年、リフォームの場合は5年が目途とされています。屋根の防水は20年が耐用年数とされているため、ベランダの方がこまめなメンテナンスが必要です。
また日本は地震が多いため、突発的なひび割れや損傷などの恐れもあります。これらのリスクを回避したければ、ベランダごと撤去するのも視野に入れても良いでしょう。
増築スペースを確保できる
ベランダを撤去することで、その空間に新たな増築スペースを確保できます。テラスを新たに設置するなど、空いたスペースを有効活用できるため、1つの選択肢として検討するのも良いでしょう。
ベランダをリフォームで撤去するデメリット
ベランダをリフォームで撤去するデメリットは、以下の4つです。
- 外干しが難しくなる
- 室外機置場を確保する必要がある
- 施工不良のリスクがある
- コストがかかる
外干しが難しくなる
ベランダを撤去することで、屋外の洗濯物を干すスペースが制限されるため、外干しが難しくなります。室内干しをする場合は、スペースを確保する必要があるため、家事動線の確認や物干しなどの準備を行う必要があるでしょう。特に布団などの大きなものは、干す場所の確保が難しい場合もあります。
また、室内干しをする場合は湿気対策も行わなければいけません。生乾き臭やカビなどを抑制するために、適切な対策を行う必要があります。
室外機置場を確保する必要がある
ベランダには、エアコンの室外機が設置されていることがあります。ベランダを撤去する場合、室外機の新しい設置場所を確保しなければいけません。室外機の設置場所によっては空調効果が悪くなる可能性もあるので、十分に検討しましょう。
施工不良のリスクがある
ベランダの撤去は建物の一部を変更する大規模な作業であるため、施工不良が発生するリスクがあります。雨漏りが生じたり工事跡が残ったりするリスクを軽減するためには、信頼できる業者に依頼することが大切です。値段の安さだけではなく、実績や口コミなどもよく確認しましょう。
コストがかかる
ベランダの撤去は大規模な作業であるため、30万~50万円のコストがかかります。工事の内容や規模によっては、さらに多額のコストがかかる可能性もあるでしょう。
生活の形を考えてベランダを撤去するか考えよう!
ベランダを撤去することでセキュリティの向上や増築スペースの確保など、様々なメリットが期待できます。しかし、室外置き場の確保や施工不良のリスクなど、デメリットも存在するためよく検討することが大切です。