窓を小さくリフォームする4つのメリット!工法の違いも解説
窓のリフォームといえば、窓を新しくしたり大きくしたりするのが一般的ではありますが、断熱性の向上や光熱費の削減など、実用的なメリットが多くあるため、小さくするリフォームも人気があります。本記事では、窓を小さくする際の方法とそのメリットについて詳しく解説していきます。
この記事を読むための時間:3分
窓を小さくするリフォーム法
窓を小さくするリフォームの方法にはいくつかの種類がありますが、ここでは、はつり工法とカバー工法という2つの代表的なリフォーム法を紹介します。それぞれの特徴やメリットも紹介するので、窓を小さくするリフォームを検討している方は、どちらの方法で行うのかを決める際に参考にしてください。
はつり工法
はつり工法とは、もともと窓があった場所を壁にして、そこに小さい窓を埋め込むリフォーム方法です。壁を一度壊してから再度新しく壁を作り、そこに窓を取り付けるため、1週間ほどかかる大掛かりな工事となりますが、外からだけでなく中から見ても綺麗な仕上がりとなります。また、老朽化が進んだ壁の場合は、新しい物と取り換えることで補強ができ、耐震性もアップするのでおすすめです。
カバー工法
カバー工法では、既存の窓枠の上に新しい窓枠を取り付け、その中に小さな窓とパネルを設置することで、元の窓よりも小さな窓にすることができます。カバー工法は、既存の窓枠をそのまま利用するため、大規模な解体工事や壁面の補修が不要で、リフォームがスムーズに行えるというメリットがあります。しかし一方で、パネルの存在により見栄えがあまり良くない点がデメリットです。
窓をリフォームで小さくするメリット
窓をリフォームで小さくすると、断熱効果の向上、光熱費の節約、プライバシーの確保、防犯対策など、快適で安全な居住環境を実現するのに役立ちます。ここでは、それぞれのメリットについて詳しく紹介するので、窓リフォームを検討中の方は参考にしてください。
断熱効果がある
窓は家の外側と内側を繋ぐ部分であり、断熱性が低いと、外部からの熱や冷気が室内に侵入しやすくなります。しかし、窓を小さくすることで窓枠の面積が減り、断熱性が向上するため、四季を通してある程度一定の室温で快適に過ごせるようになります。
光熱費を削減できる
窓のサイズを小さくして断熱効果を上げることで、冬場も夏場も外気の影響を受けにくくなります。また、室内の熱気や冷気を外に漏らしにくくなるため、光熱費の節約にもつながるでしょう。このように、窓を小さくすると、エネルギーの無駄遣いを抑えられるため、環境にも配慮した暮らしを実践できます。
外から室内が見えにくくなる
大きな窓は、日光を取り入れたり美しい景色を楽しんだりするのに適していますが、同時に室内のプライバシーを損なう可能性があります。特に住宅密集地や道路沿いの場所では、外からの視線が気になることも多いでしょう。しかし、窓を小さくするリフォームを行えば、窓ガラスの面積が減るため、外から室内が見えにくくなり、プライバシーを確保しつつ快適な室内空間を楽しむことができます。
防犯対策になる
窓は家の中で最も脆い箇所の一つであり、泥棒が家に進入する際に使用する経路となる可能性が高いです。しかし、リフォームによって窓を小さくすれば、外からの侵入リスクを低減させることができます。特に、人目に付かない箇所にある窓は、侵入経路として使われやすいので、窓を小さくするリフォームを検討してみるのも良いでしょう。
メリットを理解してから、窓を小さくするリフォームを検討しよう
はつり工法やカバー工法によって窓を小さくすることで、断熱効果の向上、光熱費の削減、プライバシーの保護、防犯対策など、様々なメリットが得られ、住まいの質を向上させることができます。そのため、家族の安全を守りながら快適な居住環境を確保したい方にとって、小さな窓にするリフォームは魅力的な選択肢となることでしょう。