住みながらのリフォームはストレスが溜まる!理由や事例なども紹介
家を空けるのが心配だからと、住みながらのリフォームを検討する人も多くいます。しかし、人によっては短い期間でも、大きなストレスになる場合があるようです。今回はその理由と、注意しておきたい事例をご紹介します。
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住みながらのリフォームは規模によって避けるべき
キッチンのみなど、短期間で終わるような小規模なリフォームであれば、住みながらでも可能です。しかし間取りの大幅な変更や設備の移設など、規模が大きくなる工事の場合は、住みながらのリフォームは困難です。住めたとしても、住居としてのスペースは少なくなり、ホコリや騒音にも耐えなければなりません。
もちろん、大規模なリフォームでも一部屋ずつなど分割しながらも行えますが、その分工期が延びてコストもかかります。住みながらのリフォームを行う場合は職人と相談し、日常生活に大きく影響が及ぶリフォームは仮住まいを検討した上で行いましょう。
住みながらのリフォームをするデメリット
住みながらのリフォームは、思っている以上に生活への影響があります。その中でも代表的なデメリットをご紹介します。
ホコリや汚れが発生する
設備や基礎部分の解体を必要とするリフォームでは、ホコリや汚れが発生します。そのため、ハウスダストなどのアレルギーを持つ人にとっては、生活するには苦しい環境になるでしょう。また、作業箇所以外にも汚れが広がる場合もあり、掃除の手間が増える可能性も考えられます。
騒音が起きる
リフォームを行う際に、無音で済む工事はまずありません。それどころか、思ったよりも作業の音が大きくて驚いたというケースが圧倒的に多いです。電動工具を使用する解体音は、人間にとって不快に感じる場合が多く、予想以上のストレスをもたらします。
職人が頻繁に出入りする
リフォームの規模によっては、予想以上に多くの業者が出入りします。大工をはじめ、解体用の職人、電気工事士、配管屋…とひっきりなしに人が行き来することもあるでしょう。リフォーム中とはいえ、プライベート空間への他人の出入りは、気になる人にとっては大きなストレスとなります。
コストが増える可能性がある
例えば水回りを一気にリフォームすると、キッチンやお風呂が使えずに、外食や銭湯の利用を検討しなければなりません。また、アクシデントにより、作業人数や工期が延びる可能性もあります。当然コストも増加するため、一時的な仮住まいを借りるより、予算がかかってしまうケースもあるのです。住みながらのリフォームは、工事費や生活費を考慮した上で検討しましょう。
住みながらのリフォームでよくあるトラブル
住みながらのリフォームは、予期せぬトラブルを招くことがあります。ここでは注意すべきトラブルの事例についてご紹介します。
鍵の管理が困難
夫婦共働きの場合など、リフォーム中に家主が必ず家にいるとは限らないので、留守中は信頼できるリフォーム業者にカギを渡して作業を進めて貰います。しかし、カギの紛失や無断複製の事例もあり、不安は残ります。
そのため、鍵を預ける必要がある場合は「預り証」を作成しましょう。これは、カギを預けた日時、預ける期間、どこの扉のカギか、個数、複製を行わない約束、誰がどのように管理するかなどを記載した誓約書です。文面で成約を交わすことで、トラブルの回避に役立つでしょう。
子どもやペットへの危険
小さな子どもがいる家では、危機管理を怠ってはいけません。工具などの危険性がわからない子どもは、目を離した隙に現場に入ってしまう恐れがあるためです。安全のためにも、小さな子どもがいる家庭では、住みながらのリフォームは避けるべきでしょう。
また、工事の騒音や知らない人の出入りは、ペットにとっても大きなストレスになります。場合によっては、大きな音がトラウマになるなど後遺症が残る可能性もあるので、注意してください。
水回りが使えない影響
水回りのリフォームは、日常生活への影響が特に大きいです。キッチンが使えなくなれば、家での食事はもちろん、子どものお弁当作りなどもできなくなります。また、お風呂やトイレも簡単なリフォームなら半日~2日程度で終わりますが、大規模なものは1週間以上かかる場合も。そのため、近くの銭湯や健康ランドをチェックし、仮設トイレの設置を検討する必要も出てきます。
住みながらリフォームをする際は、生活への影響を考えよう
住みながらのリフォームは不可能ではありません。しかし、生活への影響はもちろん、体にかかるストレスも大きいことを考えて検討しましょう。半日~2日程度で終わる、小規模と呼べるリフォーム以外は、できる限り仮住まいへの移動を候補に入れるのがおすすめです。
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